ヴァイオレット・エヴァーガーデン1話の感想とレビュー

エリック
ヴァイオレット・エヴァーガーデン1話の感想とレビュー

第5回京都アニメーション大賞受賞作がついにアニメ化となりました。

放送前のPVを見ただけでもその美しさに目を奪われ、放送を心待ちにしていたファンも多いのではないでしょうか。

これは1人の少女が「愛」を知るための物語です。

1話「愛してる」と自動手記人形 あらすじ

ヴァイオレット・エヴァーガーデン1話 感想

病室にて目を覚ましたヴァイオレット。彼女は1つの夢を見ていました。

それは少佐との思い出、少佐と同じ瞳の色、エメラルドの色をした石を見つけたとき、形容できない気持ちをなんと言うのかを聞いたときのことでした。

彼女は戦争にて重症を負い、入院していました。そこに訪れてきたのはクラウディア中佐です。彼はギルベルト少佐から頼まれたと、ヴァイオレットを迎えに来たのです。

2人が訪れたのはエヴァーガーデン家。ヴァイオレットはその家に預けられることになっていたのですが、母方と折り合いがつかず、クラウディア中佐の立ち上げたC.H郵便社で働きつつも、そこで生活することになりました。

戦争で重傷を負ったために腕が義手となっていましたが、それでもまだ働けると、仕事をするようになります。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン1話 感想②

そのとき、あるお客様より代筆をお願いしたいとの依頼を受け、自動手記人形の仕事を知ったのです。

ヴァイオレットはその仕事をしたいとクラウディア中佐に願い出ました。かつて、誰より慕っていたギルベルト少佐から最後に言われた言葉「愛してる」の意味を知りたいと心から願ったからです。

その思いを知り、クラウディア中佐はその願いを了承、ヴァイオレットの「愛してる」の意味を探す物語が幕を開けたのです。

感想・考察

放送前の先行PVを視聴していたため、非常に期待をしていた作品でした。

1話を見終えた感想として、真っ先に思ったことは「綺麗」ということでした。

PVを見ただけでも、どれだけ丁寧に作られた作品なのか、京都アニメーションがどれだけ力を入れて作っているのかが伺えましたが、それを遥かに上回る素晴らしさでした。

序盤の手紙が風に飛ばされ街全体を駆け抜けるシーン、エヴァーガーデン家へ向かう途中の緑豊かな風景、乗船している際の波の描写、時間の流れを表す夕焼けに染まる街など、どこを見てもその綺麗さに、思わずため息が漏れそうになりました。

また、これが1つのアニメのクオリティなのかと驚いてしまいました。他にも人物、ちょっとした背景など、全部が細かく描かれていて、目が離せないのです。

内容としては、ヴァイオレットは本当にギルベルト少佐を心から慕っているのだな、という感じです。

ちょっとしたことでもすぐに「少佐は…」と口に出していましたね。それまでほとんど表情を見せなかったヴァイオレットが、ギルベルト少佐から貰ったエメラルドのブローチが無くなっていたことに気付いたときは、初めて表情に変化が見られました。

慌てて顔を曇らせ…。最後の回想シーンにて、ギルベルト少佐から言われた言葉「逃げて、自由に生きろ、心から―愛してる」を言われたときの顔など、こちらの胸が穿たれるような表情をしていました。

あのときヴァイオレットはどのような思いでギルベルト少佐の言葉を聞いていたのでしょうか。

「愛してる」その言葉の意味が分からないのに、大切な人から言われたとしたら…。あのとき何故ヴァイオレットはハッとした表情を見せたのでしょう。

最後にお客様より代筆の依頼を受け、カトレアが依頼者の思いを汲み取り代筆をしました。

結びに使われた言葉は「愛してる」。

その言葉を聞いたときのヴァイオレットの驚いたような、何かを思ったような表情は印象的です。

その言葉はヴァイオレットにとって、ずっと心に残って離れない言葉であり、とても大切な言葉だったのでしょうね。だからこそ、それまで自分から主張をしてこなかったヴァイオレットが自動手記人形の仕事がしたいと言い出したのでしょう。大切な人から授かった言葉の意味を見つけるために。

それまで軍人として、道具として生きてきた彼女ならではの願いなのでしょう。「愛」の意味を知ることは。そして「愛」が分からないという苦悩、大切な人を思う気持ちの形容の仕方を知ろうとすることは。

時々混ぜられるちょっとした軽いノリも良かったですね。終始ではなく本当にさりげなく、少しだけ織り交ぜているので、作品の雰囲気はそのままに、でも楽しんで見られるちょっとしたアクセントになっていました。

見ている人を終始惹きつけるその美しさは素晴らしいものでした。

ときおり混ぜられる切なさや儚さ、それもすごく繊細に描かれていると思います。登場人物の表情だけでなく、背景や演出からも感じ取れるように作られています。

どこまでも丁寧に作られており、これからのヴァイオレットが気になる終わりとなりました。2話にてヴァイオレットは自動手記人形の仕事とどのように向き合っていくのか、楽しみです。

(C) 暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

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